「COVID-19について、患者さんにどう伝えるか?」2020年5月改訂版

COVID-19について、患者さんにどう伝えるか?
「油断」ではなく「安心」を与える、かかりつけ医の関わり
神奈川県内科医学会メディカルコミュニケーション委員会
COVID-19の流行は長期化の様相を呈しており、今後も感染防止にむけた市民の努力が必要です。 一方で、テレビなどの情報によって過剰に不安を煽られ、「コロナ・ノイローゼ」のような状態に なっている患者さんも見受けられます。この過剰な恐怖心や不安感は、感染者や医療関係者に対する 差別的な言動を生む一因ともなっています。 このような状況を改善していくために、我々かかりつけ医が果たすべき役割は何でしょうか。第一に は、正確な知識をわかりやすく患者さんに伝えること。また第二には、患者さんの不安を和らげ前向 きに生活できるよう支援すること。このためには患者さんの気持ちを理解し、その努力を承認するこ とによって自己効力感を高めてもらうことが重要です。
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