神奈川県内科医学会とは

【概要】
神奈川県内で内科診療を行う医師が、全人的医療を行いつつ、相互の連携を深める場です。日進月歩の社会の中で、会員は自らの研鑽を深め、日ごろの診療から得た知見を発表・共有するとともに、他の会員と力を合わせて地域社会に貢献します。神奈川県の医療レベル向上を目指して活動する団体です。

リーフレット2021年版(PDF)
リーフレット2019年版(PDF)
リーフレット2017年版(PDF)


【沿革】
本会は昭和42年(1967年)2月19日に創設され、神奈川県医師会内の組織である神奈川医学会(分科会)最大の医会として42年の歴史を有しています。
その特色として、先進的に2つの事業を中心に継続発展してきたことを挙げたいと思います。今でこそ病診連携が定着しつつありますが、本会ではすでに昭和49年(1974年)には県下4大学との間に、各大学持ち回りで年1回の臨床医学講座が行われていて、年を経るごとに大学・病院・診療所間の連携がきわめて密となっています。
次に県下の各地区持ち回り開催の集談会が、昭和43年(1968年)より、各大学・病院・診療所の参加の下に多彩な内容で行われ、広く県下の参加者も含めた幅広い発表交流が行われています。


【基本方針】
1. 医学の研究、教育、研修への積極的推進
2. 社会医学の研究
3. 医学における高度情報化社会への積極的対応
4. 地域医療、包括医療の推進
5. 国際化、成熟化、高齢化社会への医学、医療の対応


【所属地区内科医会】
第1地区:横浜内科学会
第2地区:川崎市内科医会
第3地区:横須賀内科医会
逗葉内科医会
鎌倉市医師会内科医会
第4地区:藤沢市内科医会
茅ヶ崎内科医会
平塚市医師会内科部会
中郡医師会内科医会
小田原市内科医会
足柄上内科医会
秦野伊勢原医師会内科医会
第5地区:相模原市内科医会
大和市医師会内科医会
座間綾瀬医師会内科医会
海老名内科医会
厚木内科医会


【神奈川県内科医学会の活動】
・神内医ニュースの発行(年2回)–会員向け情報新聞
・神奈川県内科医学会会報の発行—事業・委員会活動、地域活動など
・ホームページによる会員への情報発信—www.kanagawamed.org
・出版活動–「今日からできるミニマム禁煙医療」など
・神奈川医学会雑誌への投稿
・医学集会—集談会(会員による研究発表の場)
・生涯教育制度の推進—日本医師会認定講座の開催
・地域医療・包括医療の実践
・保険医療・医師法改正に対する調査研究
・優秀会員・団体への褒賞
・神奈川県医師会・神奈川医学会、郡市医師会・地区医師会、神奈川医学会分科会、日本内科学会及び日本臨床内科医会との連携
・介護保険の推進


【入会のメリット】
●定期的に開催される講演会への参加
定時総会時学術講演会 (5月)
臨床医学研修講座 (9月)
秋季学術総会 (11月)
新年学術大会 (1月)
集談会 (2月)

●事業委員会の臨床研究に参加し新しいエビデンスの発信を
・糖尿病対策委員会
糖尿病神経障害の実態調査の解析と今後の調査研究、
糖尿病眼合併症対策、糖尿病腎症を考える会、
神奈川県行政共催の県民向けの糖尿病講演会の企画など
・神奈川肝炎対策委員会
「肝がん撲滅を目指す病診連携の会」講演会の企画・実行、
慢性肝炎診療についての啓発活動、ウェブサイトで情報発信
・認知症対策委員会
「認知症を考える神奈川の会」開催、県下の病院への認知症受け入れについてのアンケート調査、ウェブサイトで情報発信、県下各地域でのCCSの推進、認知症サポートができる地域環境の整備
・神奈川禁煙・分煙推進委員会
禁煙医療に関する書物・DVDの作成、禁煙外来開設に向けた講習会の開催、タバコ問題に関するエキスパート養成
・高血圧神奈川スタディ委員会
神奈川高血圧スタディ2009年次調査、高血圧についての啓発活動、新規自主研究
・ジェネリック問題対策委員会
ジェネリックに関する会員アンケート、安心して処方できるジェネリック、処方をすすめないジェネリック、記者会見、
薬剤師・県民への講演会、国への「第3者機関設立」への働きかけ


本医学会は、全会員間のコミュニケーションを基本として、医学の研究・教育と研修を積極的に推進し、全人的医療を十分に考慮しつつ、日本医師会の提唱する患者に対する説明と同意による理解の普及に努力するとともに、病診連携の一層の強化を目指し、特に医療の高度化・専門化に対して、初心に帰り医学の社会的適応に全力を尽くす。

事業計画基本方針

  1. 医学の研究、教育、研修への積極的推進
    会員の内発的動機により自己啓発を推進させ、従来の学術活動を基盤として更に前進させる。
    この目的を達成するために、各学術集会に会員の20%が出席することを目標とする。
  2. 社会医学の研究
    生命倫理の社会的適用を検討し、時勢の変化に対応して社会医学の研究に積極的に取り組み、医療制度、医療法、社会保険、医療費、家庭医問題等について研究を行う。
  3. 医学における高度情報化社会への積極的対応
    高度情報化社会への積極的対応を推進し、医学と医療の総合化、社会化、大型化、組織化、機械化の適正な取り入れ方と評価する能力を養成する。
  4. 地域医療、包括医療の推進
    地域の住民と共にあり、医学研修を医療に還元して国民の期待に応える医療保険制度を包括してシステム化し、高齢化対応システム、医療機関連携、医療情報システムの構築を推進する。
  5. 国際化、成熟化、高齢化社会への医学、医療の対応

事業計画

  1. 医学集会
    1. 定時学術総会
    2. 秋季学術総会
    3. 臨床医学研修講座
    4. 地区集談会
    5. 新年学術講演会
    6. メガスタディ説明会
    7. その他必要に応じた講演会等
  2. メガスタディの実行
  3. 生涯教育制度の推進
  4. 地域医療・包括医療の実践
  5. 保険医療・医療法等改正に対する調査研究
  6. 神内医ニュースの発行(年3回)
  7. 神奈川県内科医学会会報の発行および必要に応じた出版活動
  8. 医学集会におけるビデオの活用
  9. 神奈川医学会雑誌への協力
  10. 会員への褒賞
  11. 神奈川県医師会・神奈川医学会との連携
  12. 郡市医師会・地区内科医会との連携
  13. 神奈川医学会分科会その他医会との連携
  14. 日本内科学会および日本臨床内科医会との連携
  15. 計画達成のために日本臨床内科医会への全員入会する気運を高める運動の展開
  16. 会員の増強
  17. 医療機関相互の電子ツールによる連携の構築
  18. 介護保険の推進
  19. 創立35周年記念事業の実施
  20. その他