医薬品評価検討委員会のご紹介(2021/04/01)
当会は、医療費削減のため、厚労省が使用促進を推し進めているジェネリック医薬品(以下GE)に対し、開業医が如何に対応すべきかを検討するため、2007年に中山脩郎内科医学会元会長が設立した委員会です。発足当時の委員会の名称は、「ジェネリック問題対策委員会」で、発足時のメンバーは、南信明、山本晴章、伊藤正吾、北田守、三川武彦、中佳一、東原正明、田中逸、高木繁治、柳川忠二、寺内康夫、中山脩郎(順不同、敬称略)と懐かしい顔ぶれが並びます。当時、1. GEに関する、会員へのアンケート調査の実施,、2. 各地区での講演会の開催、3. 医療関係者とのシンポジウムの開催、4. GEに関するDVDの作成等の活動目標を掲げ、活発な活動がなされましたが、諸事情により2012年に休会になりました。
2013年9月には、各地区より委員を推薦いただき、新委員会として活動が再開されました。当初は、ジェネリック問題対策委員会と以前の名称をそのまま使用していましたが、複数の先生がたのご意見を受け、「医薬品検討委員会」という新名称に落ち着き、現在に至っております。新委員会として、会員に対しGEについてのアンケート調査を実施、その後、神奈川県精神神経科診療所協会、神奈川県皮膚科医会等、他科の先生方のGEについての意識調査を行い、集談会等で発表しています。また、GEメーカーである東和薬品、沢井製薬の担当者をお呼びし、GEについて意見交換、あるいは薬剤師の先生を招聘し、委員会向けのレクチャーや会員向けの研究会を開催してきました。
GEの使用率は、DPCを導入している大学病院・基幹病院を中心に増えています。これは、時代の流れであり、当委員会は、GEそのものを反対しているわけではありません。今後もGEの残された課題について、情報発信を続けるとともに、GE以外の医薬品を取り巻く状況についても、取り上げていく考えです。当委員会にご興味、ご関心のある先生方は、ぜひ委員会メンバーに加わっていただければ幸いです。気軽に意見交換や情報交換ができる委員会を目指したいと考えています。よろしくお願いいたします。最後に、現在の委員会のメンバーをご紹介します。金森晃(会長)、濱田芳郎(担当副会長)、岩澤孝昌(担当副会長)、湯浅章平(委員長)井野元勤(副委員長)、荏原太、國島友之、高橋敦、武岡裕文、塚本光嘉、柳川忠二、山下晃平、山本晴章(敬称略)以上です。